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ASRock Fatal1ty Z68 Professional Gen3 レビュー企画 ~MonsterXXで1080p 60fps ロスレス録画に挑戦~

本記事では、マスタードシード株式会社様より、Sandy Bridge 対応マザーボード ASRock Fatal1ty Z68 Professional Gen3 をお借りしたので、このマザーボードと SKNet のHDキャプチャーカード MonsterXX を用いて 1080p 60fps(フルHD)録画環境を構築し、レビューしたいと思う。

先ず経緯について話すと、TGNでフルHDによるゲームプレイ動画を作成する機会があり、なおかつロスレスでの録画が可能な環境を構築する必要が出てきた。従来のHDキャプチャーカードは、HDと言っても殆どが 1080i までの対応なのだが、この度 SKNetよりフルHDキャプチャが可能なボード「MonsterXX」が発売された。今回の企画におあつらえ向きなボードなので、筆者も早速入手した次第である。
MonsterXX は、その必要とされる転送帯域の大きさから、PCI-E x4 接続となっている。経験上、HDキャプチャーカードはマザーボードとの相性問題を抱えている事があり、製品によっては動かないと言った事も考えられる。果たして、Z68 Professional Gen3 でちゃんと動作するのだろうか。検証していきたい。

また SKNet 曰く、フルHDでの安定した録画には、ハードディスクに 500MB/sec のアクセス速度が必要とされている。無論 RAID でストライピングを組む必要があるが、そんなんで追いつくかどうか。今回 Western Digital Caviar Black 1TB を2台用意したので、こちらでストライピングを組んだ場合どれだけの速度が出るか。そして、フルHDのロスレス録画が可能なのか、検証していく。

更におまけとして、Sandy Bridge は非常にOCしやすいCPUだと聞いている。筆者もゲームPCとして Core i7 920 を 4G 常用している身なので、今回のマシンも是非OCして、可能な限りエンコード速度を稼ぎたい。状況が許すならOCにもチャレンジしてみたいと考えている。但しお金はかけず無理そうだったら諦める方向でね!

今回用意したPCパーツは以下のとおり。

マザーボード ASRock Fatal1ty Z68 Professional Gen3
CPU Intel Core i5 2500K
メモリ UMAX Cetus DCDDR3-8GB-1600OC
HDD OS用: Hitachi HDS721010CLA332 1TB
録画用: Western Digital Caviar Black 1TB x 2 (RAID0)
グラボ GeForce GTX550Ti
HDキャプチャーカード SKNet MonsterXX
GrassValley HDRECS(予備)
電源 Seasonic SS-600HM
CPUクーラー Spire TherMax Eclipse II
PCケース Century CSI-3316GG/ブラック
OS Windows7 64bit Professional

↓SKNet MonsterXX

↓Spire TherMax Eclipse II

とりあえず組んでみる

まずは、Z68 Professional Gen3 をケースに取り付ける前に、CPUとクーラー、そしてメモリを取り付ける。このクーラーはバックパネルでマザーボードを挟んでネジで固定するタイプなので、この状態で取り付けないと話が始まらない


メモリとCPUクーラーをマザーボートに取り付けた


ファンは 12cm を2つ取り付けてある。上の写真のようなラバークリップで固定するタイプ。結構固定するのが大変だった。


PCケースにパーツをすべて取り付けた状態。


CPUクーラーと、一番上の PCI-E x1 スロットに挿した HDRECS との隙間がぎりぎり。このマザーで大きめのクーラーを使う場合は注意が必要のようだ。一番上のスロットは最悪諦める方向で。


ちなみに、コネクタ類はこのようになっているが、IEEE1394 が付いていることに注目したい。配信PCとして使う場合は、割りとこれが重宝するのである。コンポジやS端子で映像を取り込みたい場合、DVコンバーター(Grass ValleyのADVC1100とかTwinPact100とか)をIEEE1394経由で接続するだけで可能になるのだ。いちいちPCIスロットにキャプボを挿す必要もない。

ハードディスクの接続は以下のようにした。

  • SATA3 x 2 に録画用のWestern Digital Caviar Black 1TB x 2 (RAID0)
  • SATA2 にOS用のHitachi HDS721010CLA332 1TB

いずれも Z68 チップセットに接続されたポートを使用している。

MonsterXXを刺すスロットの注意点

Z68 Professional Gen3 のスロット構成は、上から

  1. PCI-E 2.0 x1
  2. PCI-E 3.0 x16
  3. PCI
  4. PCI-E 2.0 x1
  5. PCI-E 3.0 x16
  6. PCI
  7. PCI-E 2.0 x16 (x4 mode)

となっている。
MonsterXX はPCI-E x4 による接続が必要と冒頭で紹介した。Z68 Professional Gen3 は x16 スロットが2つと、x4 スロット(形状は x16)が一つ用意されている。ここで、普通に考えれば、x4 スロットに接続すれば万事問題ないと思われるが、一つ注意点がある。

原因はよくわからないのだが、4番目の PCI-E x1 スロットになにかボードを挿している場合、一番下の x4 スロットがなぜか x2 動作になってしまったのだ。その証拠に、MonsterXX 付属の録画ソフトを立ち上げると、「x2 動作になっている」とエラーが表示される。また、一番下の x4 スロットに挿している場合は、動作が不安定になるようだった。ブルースクリーンになったり、映像が来なくなってしまう事が度々起こった。
グラボが x8 動作になってしまうが、5番目の x16 スロットに MonsterXX を刺すことでこの問題を回避した。まあ、このPCでゲームをプレイするわけではないので、グラボが x8 になっても何ら問題はない。


でもこの図だと、Z68に直付なので、影響を受けないはずなんだけどなあ・・・。
(Z68 Professional Gen3 はPLX PEX8608チップを使って、PCI-Eレーンを生成している)

最終的に以下のように接続した。

  1. PCI-E 2.0 x1 – Grass Valley HDRECS
  2. PCI-E 3.0 x16 – GeForce GTX550Ti
  3. PCI
  4. PCI-E 2.0 x1
  5. PCI-E 3.0 x16 – SKNet MonsterXX
  6. PCI
  7. PCI-E 2.0 x16 (x4 mode)

ディスクの速度を測ってみる

1080p 60fps ロスレスで録画しようとしているので、ディスクアクセスの速度が肝要だ。早速CrystalDiskMarkで計測してみる。結果は以下の通り。

予想していたとおり、高速だが500MB/sには遠く及ばない。そもそも500MB/sというのは、非圧縮で録画した時の要件では?と思った。計算上、非圧縮の1080p 60fps 動画を録画する場合、

1920 * 1080 * 2 Byte(yuy2は16bit/pixel) * 60 = 248832000 Byte/s

つまり、ざっくり 250MB/s ということになるが、安定的に録画するには更に余裕を見て500MB/s必要とされている。
ということは、適切なロスレス圧縮コーデックを選べば行けそうな気がしなくもない。そこで今回選んだのが Lagarith というコーデックだ。ロスレスでかつ比較的高圧縮率なコーデックで、そのかわりに圧縮処理が重いのが欠点である。しかし、今回用意した環境はCPUパワーも余裕あるので、チャレンジしてみる事にした。
Lagarith はだいたい 40% 以下の圧縮率が見込めるので、今回用意したハードディスクの速度で十分行けそうだ。

録画してみる!

準備が整ったので、早速録画してみる。録画は、MonsterXX 付属のソフトで実施する。
以下の画面は、1080pを入力してプレビューしたところ。60fpsでぬるぬるプレビューできている。もちろんインタレースではなくプログレッシブのフルHDだ!ちょっと感動。
尚、プレビュー中のCPU負荷にも注目していただきたい。

設定で、ビデオのコーデックを Lagarith Lossless Codec にする。音声は非圧縮とした。残念ながら、これ以上の細かい設定はできないようだ。

以下は録画中スクリーンショットである。こちらもCPU負荷に注目して欲しい。

実際に録画してみて気づいたのだが、本当に60fpsでコマ落ちなく録画されているかどうかは、mp4等に再エンコードするまでわからないのだ。録画aviファイルをWindowsメディアプレイヤーで再生してみたのだが、ガクガクになったのでこのままスムースな再生は無理のようである・・・。ハードディスクのアクセス速度は足りていると思うので、プレイヤー次第だとは思う。
また、録画aviファイルは音声のチャンネルが左右反転していた。これは録画ソフトのバグだと思うが、将来のバージョンアップで修正される可能性はある。

mp4 にエンコードを行い、ほとんどコマ落ちもなく60fpsで録画されていることを確認した。

実際にこのシステムで録画を行い、編集した動画を以下にアップしてあるので、参照して欲しい。

1080p フルHD mp4 ファイルダウンロードはこちら

やはり、1080p 60fps 動画は迫力が違うよね。

オーバークロックしてみる!

Sandy Bridge を定格で使うと怒られるような気がしたので、やっぱりOCにチャレンジしてみた。
空冷4.8GHz常用を目指そうかと思ったが、どう見てもクーラーの性能が足りてないので、4.6GHzあたりで妥協することにする。

試行錯誤して決まったOC設定は以下のとおり。

Advanced Turbo 50 Disabled
Load Optimized CPU OC Setting Disabled
CPU Ratio Setting Manual
Max Ratio 46
Internal PLL Overvoltage Enabled
Intel SpeedStep Technology Enabled
Turbo Boost Power Limit Manual
Short Duration Power Limit (W) 150
Long Duration Power Limit (W) 140
Long Duration Maintained (Sec.) 1
Core Current Limit 150
Host Clock Override (BCLK) 100.0 MHz
Power Saving Mode Disabled
CPU Core Voltage Fixed Mode (表示:1.368V)
Fixed Voltage 1.360V
CPU Load-Line Calibration Level 1
CPU PLL Voltage 1.840V

※上記以外はAutoに設定。

CPU Load-Line Calibrationの設定が安定動作の鍵で、より大きなレベルの設定だと、負荷がかかったときにCore電圧が自動的に下がって、不安定になりやすい模様。Level 1 では若干電圧を盛ってくれるらしいので、ブルースクリーンなどで落ちにくくなる。(が、発熱は多くなる)

OCCTのLINPACKでテストを行った。

以下は、1時間回した結果である。ブルースクリーンになることもなく正常に終了したが、Core Temp のコアの最大温度表示をみてほしい。80℃超えということで、ちょっと熱すぎですね。やっぱりこのケースとクーラーで常用は厳しいかなと思った。逆に言えば、熱処理をしっかりすれば、もっとクロックを上げられそうな印象を受けた。(結局、定格で常用中)

OCがメインではないので、こちらはこのへんで。

まとめ

結果としては、1080p 60fps 録画PCとしては満足の行くものが出来上がった。Fatal1ty の名が付いているとおり、ホントはこのマザーボードはゲーマー向けの製品だと思うんだけど、今回はエンコPC用につかっちゃいました。自分と同じ用途で組むなら、もっと下位のモデルを使用してもいいかもしれない。

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